300万年前の歴史とロマン
新温泉町海上を流れる小又川上流には、浸食を受けた崖があります。これは、約300万年前に堆積した照来層群中の春来泥岩層の露頭です。ここから、昆虫の化石や植物の化石が産出されます。
私たちが日常接する昆虫がほとんど原形のまま化石となって現れることから、親しみが持てる見学地です。さらに、ここの地層は堆積状態が分かりやすいので、観察学習には最適です。
地球に生命が誕生して35億年。
化石は、太古の時代からのメッセージを私たちに伝えてくれる大切な贈り物なのです。
好奇心をくすぐる「化石ワールド」へようこそ!
昆虫化石や植物化石を観察したり、化石探しをしながら太古のロマンを感じてください。
入館料
- 大人1人:100円
- 小人1人:50円(小学生・中学生)
開館時間
午前9時~午後5時 入館は午後4時30分まで
日本で初めての昆虫化石博物館 おもしろ昆虫化石館の展示室
1964年(昭和39年)に地元の浜坂高校の女子生徒が海上の小又川上流で偶然発見した昆虫化石は、300万年の時を経て今甦りました。それは、恐竜やマンモスなどの大型生物が滅びた後も、その形をほぼ変えることなく現在に生き続けています。
小学校6年生の理科で、地層や化石の出来方を学習します。
この「新温泉町の宝物」は、未来を担う子ども達の学ぶ心をかきたてることと思います。
上山高原の林道を歩くと、化石に見られるような木の葉がたくさん落ちています。
太古の昔から形を変えることなく生き続けている植物の生命力を感じずにはいられません。
館内では 「見る・探す・学ぶ」をテーマに、化石を見つけたり、化石のクイズに挑戦したり、展示コーナーで世界の珍しい化石を見て学ぶことができます。