懐かしい「数珠繰り」の輪に昔話の花が咲く(内山いきいきサロン)

2025年1月16日午後、今年初の「内山いきいきサロン」が内山公民館で開催されました。今回は、近頃大変珍しくなった「数珠繰り(数珠まわし)」を内山集落で行うことを耳にして、是非にと新温泉町社会福祉協議会の職員お二人とともに参加させていただきました。

地域によって多少の違いはあるようですが、京都の夏を締めくくる地域の行事「地蔵盆」でよく見られる「数珠まわし」が近畿地方で伝統的に受け継がれているそうです。かつては八田地区でも広く「数珠繰り」が行われていたものの、この頃はすっかり見られなくなったそうです。

さて、今回「内山いきいきサロン」で体験したのは、みんなが輪になって長さ10メートルはあろうかという大きな数珠の輪(大きな房が一カ所あります。)を反時計回りに送り続けるもので、自分のところに大きな房が回ってきたら一礼するというのが作法で15分間回し続けるのは結構大変でした。(本来は人間の煩悩の数と同じ108回だという記事を目にしたこともあります。)以前は、畳の間で車座になって行っていたらしいですが、今回は高齢になった皆さんの負担を考え、机と椅子を使用したものになりました。みんなが一緒になって行うことで「ムラ社会の構成員の気持ちが一つになりやすかったのかな」なんて感じました。

「数珠繰り」を何度か行った後は、大鍋でこしらえた甘酒をいただきながら歓談、約10年前の集落行事(納涼大会)のDVD鑑賞には、皆さん懐かしさがいっぱいという感じでした。

投稿者:八田地区集落支援員

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